タグの使用例一覧

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タグとは?

 ここからはいわゆる「おまけ」です。タグというものについて説明していますが、使わない人は使わないものですので別段読んで頂かなくとも良いと思いますが、WEBサイトでは使う人も見かけますので話のネタ程度に。
 タグというのは、元々ホームページを作るために使われるもので、「<」や「>」の間に決められたワードを入れることで表現されます。
 これを利用すれば、文字を太くしたり、サイズを変えたりすることができますが、掲示板によっては使用できないものもあるので、タグを使ってみたいという人はまずそれを確認してみることをオススメします。


文字の修飾

 上の説明でもちょこっと出てきた、文字を太くしたり、サイズを変えたりすることを、「文字を修飾する」と言います。
 下記は、WEB上で連載されている小説などでよく見るようなものを紹介しています。


■文字を太くする / <b></b>
 文字を太くするには、<b></b>というタグを使います。

 <b>文字を太くする</b>

 こうして、タグの間に太くしたい文字を入れると……。

 文字を太くする

 こうなります。
 単純に文字を強調したい時などに使われるタグです。


■文字の形を変える / <i></i>
 いわゆる文字の「斜体」と呼ばれるもので、タグによってはこんな風に文字を斜めに傾けることができるんです。
 タグは、<i></i>です。


 <i>文字を傾ける</i>


 とすると。


 文字を傾ける


 この様に、文字の形が歪になります。
 単純に文字を太くしたり歪にしたりするよりも印象的なので、主にしゃがれた声の雰囲気を出す目的での使用や、ギャグシーンでしばかれたキャラが発言する時などに使われるのを見かけます。


■サイズを変える / <font size=""></font>
 タグを用いる場合、文字のことを「フォント」と言い変えて、「フォントサイズを変える」なんて言ったりします。
 使うタグは、<font size=""></font>です。


 <font size="5">文字を大きくする</font>


 これまたサイズを変えたい文字をタグで挟んで下さい。


 文字を大きくする


 そうすると、こんな風に文字を大きくしたり……。


 文字を小さくする


 小さくすることもできます。
 タグ<font size="">の、saizeの後にある""の間に半角の数字を入れることによってサイズを変更することができるので、大きくしたいなら大きい数字を、小さくしたいなら小さい数字を入れて調節して下さい。


■色を変える / <font color=""></font>
 このタグにも「font」という文字が入ってますよね。なので上で紹介したものも含めて、文字のサイズや色を変えるタグのことを「フォントタグ」と言ったりします。例によって、文字の色を変えることを「フォントの色を変える」と言うことも。
 ここで使うのは、<font color=""></font>というタグです。フォントサイズを変えるときもそうだったように、タグの中にあるcolor=の後の""の間にコードを入れることで文字の色を変えることができます。


 <font color="red">赤い文字</font>
 <font color="blue">青い文字</font>


 今度は二ついっぺんに。


 赤い文字
 青い文字


 中に入れたコードがレッドなら赤、ブルーなら青に変わります。
 他にも、「""」の間に「カラーコード」と呼ばれる数値を入れることでより様々な色を表現することができますが、複雑になってしまうのでここで説明することはいたしません。興味がある人は、「カラーコード表」で検索をかけてみて下さい。


文字を揃える

 基本的に、WEB上の文字は左から始まり右に向かってつづられて行きます。ワードの書体などでもありますが、この状態を「左揃え」と言います。
 左に寄ってしまう文章を真ん中に表示させたり、右に寄らせたい時に使われるのが、<div align=""></div>というタグです。
 フォントサイズやフォントカラーの時と同じようにこのタグもalignの後の「""」の中にコードを入れることによって、それぞれの効果を発揮します。


《中央揃え》
<div align="center"></div>

真ん中に表示


《右揃え》
<div align="right"></div>

右に寄せる


《左揃え》
<div align="left"></div>

左に寄せる


 中央揃えは「センタリング」とも言って、タイトルを分りやすくするために使われたりします。小説で言うなら、「デジモンNEXT第○話」と記述する際に、地の文と分ける目的で使う人も少なくありません。
 右揃えは小説とはあまり関係ないかもしれませんが、署名のように記事の最後にハンドルネームを書き込む際に使う人も見かけます。
 左揃えに関しては、元々文字が左から書かれているので……意味はないですね。


罫線

 文章表現でも罫線は使われますが、ここで紹介するのは「――」ではなく、タグで表現する罫線のことです。
 罫線をタグで表現すると自動的に横幅に合わせて線が引かれるので、小説の「文章」と、「あとがき」やタイトルなど、内容とは関係のない文字を分けるときなどに便利です。このページで言えば、【罫線】のすぐ下、この文章の書き出しのすぐ上にある線がそうです。
 使用タグは<hr>。たったこれだけで線が引けますが、NEXTで使うなら、より目立たないように色などを変えて……。




 背景色や太さなどの都合上、色をつけても目立たないかもしれませんが、タグは<hr size="1" color="#804000">がオススメです。
 ただあとがきに関しては、記事を分けてしまったり、罫線を使わずある程度改行した上で「あとがき」と明記することで小説の内容との違いを表現する人の方が一般的なようで、わざわざ罫線を使うのは少数派でしょうか。
 まえがき――文章に入る前に説明文を入れる時に、地の文と分ける目的で使ってみるといいかもしれません。


読み仮名をつける

 小説では恐らく一番使われている、「読み仮名をつける」タグ。読み仮名を振ることは、ルビを振る、と言われることも。
 難しい漢字を使う時に読者に配慮したり、登場人物の名前にちょっと読めない漢字を使ってしまった時、さらには「○○と書いて××と読ませる」、なんて時に使われたりしています。


《例文》


@漢字にルビを振る

空白くうはくせきぬし


A登場人物紹介

アルファモンあるふぁもん


B○○と書いて××と読ませる

レオモンしぼうふらぐ


 以上、使用例一覧でした。

 ここで注意が必要なのは、使っているブラウザ――インターネットを閲覧するソフトによっては、タグが無効になってしまうということです。一般的に使われているIE(Internet Explorer)なら問題ありませんが、その他Firefoxなどのブラウザではルビを振ることができず、例えばドルモンにひらがなでルビを振ろうと思ってタグを使っても「ドルモンどるもん」と訳の分からない表示になってしまいます。
 それを防ぐために、ここでは<ruby><rb><rp>(<rt><rp>)</ruby>というタグを紹介しています。もうちょっと短い読み仮名用のタグもあるにはあるのですが、これならルビを振るタグに対応していないブラウザでも、「ドルモン(どるもん)」と、かろうじて対象の単語と読み仮名を分けることができるようになるのです。


 <ruby>究極戦刃王竜剣<rb><rp>(<rt>きゅうきょくせんじんおうりゅうけん<rp>)</ruby>


 とすれば……。


 究極戦刃王竜剣きゅうきょくせんじんおうりゅうけん


 この通り。
 タグの中にある()ですが、これはきちんとルビに対応しているブラウザならば表示されることはありません。逆に、漢字とルビが横並びになってしまうような場合だけ、読み仮名を囲んで地の文と分けてくれます。
 ルビに関してネックなことがもう1つ。読み仮名の方の文字が小さいので、あまり文字を詰め込んだり漢字を使おうとした場合、読みにくくなってしまうことです。なので、多用は避けるべきでしょう。
 タグがちょっと分り難い、という方は「<ruby>漢字<rb><rp>(<rt>ルビ<rp>)</ruby>」で単語登録しておくと便利かもしれません。
 上記の通り、IE以外のブラウザを使っている、という人には「究極戦刃王竜剣(きゅうきょくせんじんおうりゅうけん)」という風に見えているかと思いますがご了承ください。ブラウザの仕様によるものです。
 ちょっとこのページでやっていることが分らないな、なにやってるのか知りたいな、という方は、ぜひ対応しているIEなどでこのページを開き直してみて下さい。


まとめ

 色々と紹介してみましたが、それこそ人によって色々な表現方法があるので、もっと簡単なタグや便利なタグがあるかもしれない、と前置きしまして。
 筆者が知っている、もしくは使用頻度の高いするタグは、上記の通りです。人によってはここで紹介する以外のタグを使うこともあるでしょう。好みによって、使う事を避ける人も多用する人もいます。
 しかし、紙媒体――本の状態で売られている小説などでは、文字の修飾はあまり見られません。おどろおどろしい雰囲気を出すために二言三言フォントを変えてみたり、難しい単語に読み仮名を振ったりするくらいです。
 なぜなら、文字を修飾しすぎると読みにくくなるからです。
 さらに言えば、面白い小説というのは文字の修飾や難しい単語に頼らずとも雰囲気が出て、読者の気を惹くことができるもの。絶対に頼るべきではない――書き手がそうすることで面白いと感じるならばむしろ使うべきだと思いますが、読みやすさを考えるならば、頻繁に使うのは控えるべきでしょう。
 あくまで「小ネタ」は「小ネタ」。タグを使わずとも小説は書けるということをお忘れなく。

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